11月25日土曜日に第10回目の定例会が開催されました。
定例会当日は雪が降り、この冬初めて道路に積もるほどの降雪でした。
風も強く、足元が悪い中でしたが今月も全員元気に揃って行うことができました。
今月は、来年2024年で能代創立110周年となる
について話し合いました。
事前にお話を伺い、聖公会が能代でどのような活動をしてきたのか、
その内容を定例会で話し合いました。
聖公会は「カンタベリー大主教」を精神的指導者とするイングランド国教会から生まれ、
世界165ヵ国以上に広がる42の管区と5つの特別管区(小規模な自治区)からなるキリスト教会です。
『日本聖公会能代キリスト教会』は、大正3年に礼拝を開始し、長い間能代で活動を行ってきた歴史のある教会です。
当初は畠町にあり(ランマン屋前)、その後今の場所、富町に移ったとのことです。
昭和20年、男鹿に進駐軍の飛行機が墜落。
乗っていた12人のうち11人が亡くなりました。
遺骨は教会に安置され、生存者や事故対策本部は都亭(現在のプラザ都)を対策本部としました。遺骨や、事故の調査団は東雲飛行場から帰還し、その際能代の聖公会の関係者が世話役として立ち会ったそうです。
その時録画された貴重な映像が米国のNational Archives Video Collectionに残されています。
今もYouTubeで見ることができます。
昭和24年の大火で、教会はじめ、戦前からあった聖ペテロ幼稚園も焼失しました。
教会の鐘のある塔など一部は残り、そこの狭い場所で司祭家族は避難生活を送ったと言われています。
現在、昔から参加されていた方々が礼拝に参加しアットホームな雰囲気で行われているようです。
礼拝に参加される方々も高齢化が進み、教会を管理している方が60歳代で一番若いのだそうです。
司祭も常駐せず、秋田市の教会から必要に応じて来能されているようです。
宮腰喜久治氏の描いた能代の教会の絵が2枚あり、教会内に大切に掲示されているそうです。
他にも色々なお話を聞くことができました。
聞いたお話しをこちらにまとめましたので、興味のある方は是非覗いてみてくださいね。
次回の定例会は12月16日の予定です。
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