12月16日土曜日に第11回目の定例会が開催されました。
本日は、会長が体調不良により欠席でした。 定例会始まって以来の会長の不在でした。 そのため、急遽テーマを変更して昭和年代の能代の街のミニコミ誌『筏』(いかだ)
について話し合いました。
1980年に創刊号が発刊された『筏』。
創刊号の前には著述家の野添憲治さんや、市の職員であった平川賢悦さんたちが中心となりゼロ号も発行されています。
その頃は、まだ『筏』という名称は使われておらず、
『のしろ』という仮題名での発刊でした。
能代市内のおいしい喫茶店の紹介、サークル活動の紹介、能代の求人情報など、
大学の文科系サークルのノリですが、市内の若者が多数出演し、その活動が賑やかに
紹介されています。 これには市内の小売店や飲食店、材木店などの協賛広告がたくさん寄せられています。
『筏』を読んでいて思うのは、能代市の将来の活性化には、大勢の青年の参加や、
商工業の勢いが必要なことが分かります。
能代市の活性化政策も地元産業の育成が地味(すぐには成果がみえない)ではあるが、
若者を引きつけ、豊かにする基本的に重要な施策であるようです。
その後、街のミニコミ誌というよりも、段々と年代の高い話題や写真が中心となり、
創刊当初とは違う雰囲気の本になっていきます。
政治的な話(町村合併など)、戦争、環境保護、などのテーマが全体を占めていきます。
そして2003年、第40号をもち休刊しました。
中心となって刊行していた方たちは、既に逝去されている方もいますが、
発行に協力された方々は存命中の方もいらっしゃいます。
いつか機会があれば、お会いして当時のお話しをお聞きしたいと思っています。
今年最後の定例会は思いがけずよい勉強をしました!
次回の定例会は年が明けてから、1月20日を予定しております。
みなさま、良いお年をお迎えください。
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