こんにちは!
7月20日(土)に第16回の定例会を行いました。
4月の定例会は、
【檜山地域】
について勉強しました!
みなさん檜山地域についてはどこまでご存知でしょうか?
檜山地域は能代市の東側、三種町との境にあります。
戦国大名・檜山安東氏の本拠地として知られ、中世から江戸時代の終わりまで 能代山本地方の中心地として栄えました。 国指定史跡となっている檜山安東氏城館跡(檜山城跡、大館跡、茶臼館跡、国清寺跡)を 筆頭に、県の有形文化財に指定された多宝院(桧山城主:多賀谷氏の菩提寺)もあります。
檜山城跡地
多宝院(曹洞宗)
他にも浄土真宗の浄明寺や曹洞宗禅寺の楞厳院、
今は跡地のみとなりましたが華厳宗の国清寺もありました。
浄明寺は1504年、檜山に西上上人が来て開基したお寺です。
華厳宗は奈良時代を代表する宗派、浄土宗・天台宗は平安時代、 足利時代には禅宗と浄土宗、と様々な宗派が時代を彩りました。 それらの寺院が檜山地区に集結している、それこそが檜山地区が 長く文化の中心地だった証拠と言えますね!
浄明寺山門 楞厳院
1602年、佐竹義宣に対し常陸の領地没収のうえ、出羽国に領地替え。 その時に義宣と共に秋田へ来たのが義宣の弟であり、 多賀谷家へ養子となっていた多賀谷宣家です。 多賀谷宣家は1610年に檜山城主となりました。 1620年、一国一城令にて檜山城が廃城となりました。 ですが、多賀谷氏はその後も幕末まで約400年にわたり、 檜山地域を統治しました。 多賀谷氏居館跡は今も史跡として保存されています。
1852年には吉田松陰が東北巡遊の際に檜山に立ち寄ったとされています。
檜山名物の納豆やお茶を食して行かれたのかと想像するのも楽しいですね!
檜山の追分地区には、旧羽州街道松並木もありました。 当時の松ではありませんが、十分に当時の面影を伝えてくれます。
歴史的な寺院が多く残る檜山地区。
によって地域の名所をめぐるガイドも行われているようです。 興味のある方は是非足を運んで見てください!
はたまち歴史ラボ、次回の定例会は10月を予定しております。
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