令和5年3月18日土曜日に第3回目の会議が開催されました。
天気も良く、気持ちのいい一日に全員参加で和気あいあいと始まりました。
今月のテーマは、『能代の小路を探る』でした。
能代市内には昔から数十もの小路があります。
小路の多くは付近に住んでいた人名から取られていたようですが、その他の小路は色々な由来もあるようです。昔は盛んに使われていた名称も、現在はほとんど使われなくなったものも多くあります。
今回は長岡幸作先生の著作から、昭和10年ころの地図をもとにしてあたってみました。
比較的知名度が高いのは柳町の稲荷小路(秋田銀行能代支店後ろの通り)、
蛭子小路(プラザ都裏の通り)、畠町の焼場小路です。
焼場小路は、畠町大通りから現在の喫茶ウィーン跡地横へ入っていく小路です。
昔、能代で疫病が大流行し、大勢の死人が出た際に亡骸を置いておいた場所だったのでその名が付けられました。
焼場小路のように由来から名付けられた小路は、ほかにもあります。
清助町にあった唐船御番所小路(中国との交易をしていた唐船を見張る役人の番所があった)、星場小路(当時足軽の鉄砲射撃場は星場と呼ばれていた。能代に三ヵ所あった)、
役屋(やくや)小路(元御伝場役所)、長慶寺小路(近くに長慶寺があった)などです。
人名から付けられた小路は、
清助町には金谷小路(由来は金谷新兵衛)、市兵衛小路(能登市兵衛)、
盤若町には中山小路(中山藤右衛門)、徳右衛門小路(宮越徳右衛門)、
などがありました。
ほかにも、七蔵(しちぞう)小路、七郎左衛門小路、五右衛門小路、与兵衛小路、伊治郎小路など名前から付けられた小路は沢山ありました。
能代の面白い命名を辿っていくと、それぞれに昔の人は知恵をこらして名称をつけたものだと感心させられます。
前回のクイズの答えです!
能代市清助町にある能代公園。
正面入口の横に位置する坂は「ゴンジの坂」と呼ばれています。
その由来はどこからきたのでしょうか?
答えは2.の
『昔この場所にお寺があり「ゴジ仏像」が奉られていたのでその名前が付いた』
でした。
能代公園下に光久寺というお寺があり、そこに『五智如来』を安置していたことからその名前がついたのです。
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